1.生息分布
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2.生息環境 海抜250m以下。温度12-33C。湿度60-70% | ||
3.形状 3-1 花 1. 花被片 胡蝶蘭の中でも独特の形状をもつ。花被片は全て上方向に反り、乳白色をベースに先端と基部はやや黄色味を帯び、紫あるいはピンク色の長い棒状斑点が全ての花被片に縦方向に入る。蕊柱には薄い黄色地に茶色の斑点で虎斑模様となる。下右写真は蕾から開花直後の画像で、平面的に開いているが、やがて上方に反り始める。花径縦1.5-2.0cm、横1cm。2-3本花茎を下垂させ、葉の下に花茎あたり3‐4輪が開花する。花期は晩春から初夏。香りは無い。
2.リップおよびカルス リップ中央弁は乳白色をベースに先端が薄黄色の尖った3角形状。基部から中心に沿って2本の破線状のラインが入る。側弁はヘラ状で大きい。カルスは2組。anteriorカルスは下段左写真に示されるように2本の青紫色のひげ状で、posteriorカルスは2つの突起からなる。花粉魂は4個(下段右写真)。
3-2 さく果 さく果は4cm。6筋の溝があり艶のないくすんだ緑色。交配後、花被片は枯れ縮れて落ちる。4か月で採り撒きができる。
3-3 変種および地域変異 変種は知られていない。3-4 葉 葉長7-8cm、幅3.5-4.0cm。緑色楕円形で、葉数は4枚程度で多くはつけない。3-5 花茎 花茎は葉長とほぼ同じかやや長い程度で、葉の陰で下に向かって伸長する。3-6 根 株の大きさに対して根は長く、多数伸長する。活着するとリボン状の扁平となり、本種の支持体はコルク、ヘゴ板などが適しており、ミズゴケにポット植えは適さない。トップ画像を参照。 | |||||||||||||||||||||||||||
4.育成
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5.特記事項 稀少種ではないが、目立たないことから入手が比較的困難である。 | ||