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4月
春期の植替え3種
今月に入り20種ほどの植替えを行いましたが、下画像はその内の直近植替え3種です。左画像はDen. papilioで25株程栽培する中の一部です。前回の植付けは5年前で炭化コルク付けでしたが茎(疑似バルブ)が痩せてきたため、今回は木製バスケットへの植付けとなりました。本種は茎の長さよりも太さが花サイズに影響することから、その太い根をより多く長く伸長させ、茎を太らせる目的で株サイズに比べやや大きめの木製バスケットとしています。バスケット上に見られる白い布袋は固形肥料を入れたティーバッグです。植え込み材はミズゴケ・クリプトモスミックスです。
中央画像はDen. linealeで10株の植替えをしました。画像内右側の株の背丈は1.5mほどとなります。デンドロビウムSpatulata節の植替えは現在進行中で、他に2m越えのDen. laxiflorumやstrepsicerosなど30株程が植替え待ちとなっています。
右画像は南米メキシコ生息のStanhopea tigrinaです。2015年東京ドームらん展に出店したアルゼンチンのClori Orquideasからの引き取り株で30株ほどあり、現在はいずれも1株が葉付きバルブ8-12個ほどのサイズになっています。これまで中温室のベンチの薄暗い片隅にポット植えで置かれていましたが、本種は根元から下垂する花茎に開花するタイプのため木製バスケットに全て植替え、今回は明るい場所に吊るしました。
Stanhopea tigrinaの花の香りについてIOSPEではSweet scented(甘い匂い)とされ、当サイトでも入手当時一度だけ香りを確認しましたが良い匂いでした。一方、蘭友会のサイトでは、バニラ系であるとの一方で、個体によっては腐りかけの果実のような匂い、との記載があります。しばしばランの花の香りについては同一種でありながら、良い悪いの評価が分かれることがあります。仮に昼間は良い香りで夕方から夜にかけて悪臭となるような、あるいは多季咲きで開花期により香りが異なるようであれば、虫媒花であるランであることから、それぞれの時間帯や季節差で飛び交う虫の種類に合わせて匂いを変えていると考えられます。さらに生息地域差によって花の匂いに違いがあれば、その起因も同じです。もしそうした連鎖が確認できれば新らたな発見(香りから生息域を特定)となります。さてこれだけの株数があるので本種はその奇怪な花姿と共に、どういった様態を示すのか楽しみになってきました。
現在(21日)開花中の6種
4-5月はランの最も成長する時期で、高温タイプの殆どの属種で新芽の発生が見られます。下画像上段中央のBulb. magnumの開花が現在始まっています。今回セパル長が11cmの迫力ある花が得られたので、本種ページに定規入り画像を加えました。本種はフィリピン生息の新種として2013年に発表され、当サイトではその1年半後となる2014年10月に現地にて入手、翌年の6月に初花(セパル長7cm)を得ました。しかしその後5年間開花がありませんでした。そこで2020年初旬に10株程を高温室に移して高輝度と低輝度に分けて栽培をした結果、2021年5月に高輝度下の複数株で開花が始まりました。この場所はPaph. sanderianumやrothchildianumが同居する高温・高輝度の環境となります。花が咲かなかった原因は、生息域について600mから1,200mとする情報がある一方で、IOSPEでは標高1,200m周辺で低温・低輝度との記載があり、この情報を参考に当初、中温室の低輝度下での栽培を行ったためでした。おそらく当サイトのロット株は標高800m以下の高輝度域種と思われます。その後全ての株を高温・高輝度環境下に移し、毎年この時期に多数の開花を得ています。
下画像の東南アジアに広く分布するCalanthe vestitaは、セパル・ペタル白色フォームの一般種ではリップ基部に朱色や黄色の斑点がありますが、下画像はミンダナオ生息種でリップも全面白色のalbaフォームです。2015年東京ドームらん展にPurificacion Orchidが一般種と共に販売した引き取り株です。
Bulbophyllum plumatum花写真のシャッターチャンスを逃した一例
ランの栽培と共にWebsiteを立ち上げ、開花する都度に花を撮影し、サイトに掲載し始めてから15年程になります。こうした中、望む位置や角度から花姿を撮影しようとしても困難な場合が多々あります。
自然のままの姿を撮影することが基本ですが、花を取巻く環境を含め、葉、花序、バルブなどの個々の様態は多様であり、またランの花はその形状や色に経時的変化をもつ種も多く、撮影のタイミングチャンスを捉える必要もあり一筋縄ではいきません。
特に定規を入れた花サイズを撮影するには、片手でカメラを、一方で定規を持ってのフレーミングやピント合わせとなります。問題は花の開花方向は様々で、思い通りのフレーミングとなるカメラ・アングルを得ることは至難の業です。このため花の形状や向きによっては、止む無く花柄部分で花を切り取り、例えば黒い布の上にその花と定規を並べて撮影せざるを得ないこともしばしばです。しかし花を切断しての撮影はラン園や展示会等では許されず、自身が所有する花でなければできません。
今日ネット上には定規を入れた花サイズ画像が殆ど見られないのは、こうした撮影の難しさ故と思います。
さらに上記以外の理由で撮影が出来なくなることもあります。それは害虫による被害です。例えば午後に花がやや閉じ気味であったため、翌日早朝の撮影をと予定したものの、その夜の内に害虫により花が欠損してしまったケースです。下画像は本日(18日)撮影のBulbophyllum plumatumです。花の先端部がマイマイによって齧られ失われています。こうしたナメクジやマイマイによる被害はしばしばありますが、今回取り上げたのは特別な花形状であったからです。IOSPEによると本種の花サイズは縦幅9㎝とされます。当サイトの本種ページの寸法画像では11㎝程ですが、いずれにしても一般種の花サイズは10㎝前後と思います。しかし下画像の長さは、齧り残された花脈を含めると18㎝となっており、おそらく齧られる前は18㎝以上であったと思います。残念ですが撮影チャンスを逃してしまいました。今度こそはナメクジ・カタツムリ防除剤マイキラーを用意して次の開花を待つことにしました。
ちなみにIOSPEでのBulb. plumatumの花サイズを見たところ 3 3/4" (9cm)と表記されています。前回本ページで南米大型種のIda cinnabarina(シノニム:Sudamerlycaste cinnabarina)を取り上げましたが、その際のIOSPEでは花サイズが 3 3/4" (4.5㎝)とされており、インチ・センチ換算の間違いではないかと指摘しました。インチが同じでセンチは異なるのは一方が誤りですが、どちらもどうして3 3/4"からこうした値になるのかは依然不明です。
Paphiopedilum rothschildianum
現在Paph. rothschildianumの開花が始まっています。1昨年末(歳月記2022年12月報告)に植替えを行ってから1年と4か月程が経ちました。下画像左が現在開花中のペタル間スパン32㎝の本種で16日の撮影です。右画像は植替えた60株程の一部です。左上のバスケットはDendrobium aurantiflammeumで、その下のベンチの上にも30株程の本種が置かれています。右奥は同時期に植替えをしたPaphiopedilum sanderianum47株の一部です。
本種の花サイズについてWikipediaでは、15-20㎝で時に30㎝とあります。不思議なのはIOSPEの花サイズ表記で、12.5㎝までとされていることです。Paphiopedilumの代表種ともされる良く知られた本種にも関わらず、花寸法が ”to 12.5cm” すなわち最大で12.5㎝とはどうしたことか、それほど小さな花は当サイトには1株もありません。本種は栽培がやや難しいとのことです。苗から開花に至るまでに5年以上を要するためと思われます。当サイトでの1昨年の本種の植替えは8年ぶりで、それまで施肥も無く苔むしたプラスチックポットの中で根は幾重にも重なり固まっており、また一部の根はポット下部の隙間からはみ出した状態であったにも拘らず、1株も枯れず育っていたことから、温度、かん水、夜間湿度が適切である限り、本種は至って丈夫な種と云えます。
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Paphiopedilum rothschildianum Borneo |
現在、斑入りリップのPaph. rothschildianumも開花中なので撮影しました。当初(20年近く前)このリップを見たとき、ウイルス感染による病斑ではと疑い、当時国内でウイルス・テストキットを入手できたのは千葉県の防疫研究所のみでしたが、1か月ごとに複数回テストを続けたものの陰性でした。この斑入りフォームは、希少性の観点からはペタルスパン30cm株よりも高いと思います。
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Paphiopedilum rothschildianum Variegated labellum |
現在(8日)開花中の12種
昼夜の温度差が10℃前後になると開花する株が増えます。12種を選んで撮影しました。
Ida cinnabarina, Anguloa eburnea, Stanhopea pullaなど南米大型種の植替え
2015年を中心に4年間ほど、サンシャインや東京ドームらん展で、南米からの出店者の売れ残り株を引き取り、AciantheraからZygostatesまで、ドラキュラ属を除いても400種を超える南米生息種を浜松にて栽培してきました。現在どれだけの種が残存しているか分かりませんが、4棟ある温室のベンチの上に置かれた株の8割ほどは、これら南米産の原種です。東南アジア生息種は8割以上が吊り下げ栽培となっています。そうした中、葉の大きなSudamerlycaste, Anguloa, Stanhopeaおよび lycasteなどの植替えを今回行いました。これまで着生や地生に関わらず大型種は、会津時代のアツモリソウの栽培経験から、駄温鉢にクリプトモス・ミズゴケミックスでの植え付けでしたが、今回地生種はPaphioと同様のスリット入りプラスチック深鉢に、発酵バーク、焼き赤玉、十和田軽石、麦飯石のミックスで、また着生種は木製バスケットへの植付けとしました。株の基部真下に一握りのミズゴケを置くことは全て同じです。下画像はIda cinnabarina, Anguloa eburnea, Stanhopea pullaのそれぞれです。Stanhopea pullaは高温室、他はクールから中温室にての栽培となります。その他にSudamerlycaste locustaや Anguloaはdubia, ruckeri, uniflora、またLycasteはdyeriana, nanaなど6種も今回の植替えとなりました。
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Ida cinnabarina Ecuador |
Anguloa eburnea Ecuador |
Stanhopea pulla Colombia |
上画像のIda cinnabarina はエクアドルのMundifloraからの株で花サイズは12㎝弱です。本種の生息域はベネズエラからコロンビア、ペルー、エクアドルと広く、また多数の属名遍歴と、花色も淡緑色から上画像に見られる”ひわ色”まであります。
ところで、上画像のIda cinnabarina(シノニム:Sudamerlycaste cinnabarina)は、IOSPEでは花サイズが4.5㎝とされ、インチ表記は3 3/4となっています。本種の花サイズが4.5㎝では余りに小さ過ぎ、3と3/4の間のスペースで表記されたインチ寸法からどうして4.5cmが換算されたかが分かりません。花サイズに分数表記を使うことがそもそも不適です。ORCHID.ORGはIOSPE表記そのままで4.5㎝です。一方、La Foresta Orchidのページでは8㎝との記載です。前者の情報は他者(IOSPE)からの引用であるのに対し、後者は著者自身の栽培あるいはフィールド調査に基づく情報と思います。情報の信頼性をどう捉えるか、自らが栽培で得たデータとネット情報とを比較すると様々なことが見えてきます。
Bulbophyllum trigonosepalum aff. の葉長
Bulb. trigonosepalumは、nymphopolitanum, basisetsum, mearnsii, papulosumなどnymphopolitanum Complex(グループ)の中の一つとされます。 これらの種の同定は、主にLabellum(リップ)の形状の違いで行われ、Bulb. trigonosepalumはリップ中央弁の表面が滑らかであることが特徴です。J. Cootes著書によると本種のドーサルセパル、ペタル、ラテラルセパルは、それぞれ最長5㎝、2.5㎝、6㎝で、セパル・ペタルの色は多様で、葉長は24㎝までとのことです。下画像はリップ表皮が滑らかなBulb. trigonosepalumやtrigonosepalumに分類される3つのフォームを撮影したものです。
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Bulbophyllum trigonosepalum Complex |
今回、本種を取り上げたのは、Bulb. trigonosepalum Complexの中からJ. Cootes著書の記載値とは大きく異なる葉長をもつ株が、2年ほど前から多数現われ始めたためです。下画像に先週それらの植替えを行った株の一部と葉長を示します。右画像は左画像の株から葉2枚を選び撮影しました。バルボフィラムの場合、葉柄(葉の基部)と葉身(扁平部分)との境が明確でないため、バルブ先端からのサイズとして上段は葉長37㎝、下段は新葉で40㎝程となっています。葉柄部を4㎝と見做しても、それぞれ33㎝と36㎝となります。これが1 - 2株であれば兎も角、10株以上ともなればJ. Cootes著書の葉長24㎝とは個体差や地域差の概念を遥かに越えていることになります。
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Bulbophyllum trigonosepalum aff. |
下画像は本種(以下trigonosepalum affと云う)とtrigonosepalum一般種との正面、側面および葉サイズ比較をしたものです。右画像下段は現在栽培しているBulb. trigonosepalum 一般種40株程の中から最大長を持つ葉を選び撮影したもので26㎝程となります。これらの画像から容易に両株のサイズの違いが分かります。両者とも入荷時は同じ8年程前で、これまでの栽培環境(温度、輝度、かん水、通風等)も同じです。興味があるのは葉長サイズは倍近く異なるにも拘らず、バルブサイズは左画像に見られるように両者ともほぼ同じです。すなわちサイズの変化は葉のみです。
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trigonosepalum aff.とtrigonosepalum common form |
前記したnymphopolitanum Complexの中で葉長が30㎝を越えるとされる種はBulb. mearnsiiとBulb. giganteum(シノニム:Bulbophyllum levanae var. giganterum 1953)の2種です。しかしBulb. mearnsiiはリップ中央弁表皮には凹凸が有りBulb. trigonosepalumとは別種です。一方、Bulb. giganteumはリップ中央弁は滑らかで、葉長は35㎝、葉柄は5㎝とされます。それならばtrigonosepalum affはBulb. giganteumに他ならないと思われるかも知れません。これが問題で、Bulb. giganteumと実態比較をしたいものの出来ません。J.Cootes氏がBulb. giganteumを”a most stunning species, which is worthy of a place in any orchid collection”と記載するほど素晴らしい種と形容するにも拘らず、ネットで見る限り世界に花画像は2枚しか無く、その一つはJ. Cootes著書の写真と、他はOrchidRootsの一枚のみでマーケット情報も見当たりません。当サイトでは2013年から5年間、現地にて本種の入手を試みましたが、多数の現地ラン園やラン展で一度もBulb. giganteumは見られず、またgiganteum名で当サイトに入荷した株は全てtrigonosepalum一般種と変わらない花サイズであり、フィリピンで最も大きなラン園Purificacion Orchidsへの度重なる発注においてさえ入手が出来ませんでした
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trigonosepalum 一般種の花の各部位および葉長は前記した通りですが、giganteumのドーサルセパルおよびラテラルセパルは8.5㎝と10㎝とされ、花サイズも一般種とは大きく異なります。当サイトではこれまでの入荷株は全てミスラベルと見做し、trigonosepalumと同居しての栽培を続けています。葉長が長くなってからのこの2年間の開花は見ていませんが仮にgiganteum並みの大きな花になったとしても、果たしてvar.や固有種名Bulb. gigateumを持つ原種が、すでにFSサイズであるにも拘わらず、葉長に合わせて花サイズが倍近くも変化することは考えられません。8年近く植替えのなかった株の、今回の新たな炭化コルクと杉皮を組み合わせた支持材への植付けや、例年6月がtrigonosepalumの開花期となっていることから、giganteum相当の葉長を持つtrigonosepalum affの開花がどうなるか、花の大小に関わらずtrigonosepalum自体のこうした様態が面白くなってきました。
Coelogyne pachystachya
タイ生息のCoel. pachystachyaは2011年のorchideen Journalにて発表された比較的新しいセロジネで、2007年にタイにてコレクターが入手、2011年に英国での栽培で開花を得て新種であることを確認したとのことです。当サイトでは2015年12月の歳月記にて入荷株を取り上げました。当時、本種の詳細な情報をとネット検索したのですが、新種故か有用な情報は見当たらず、花サイズや生息域ですら不明とされ、マーケット情報もありませんでした。2020年頃にはタイで実生化が始まったそうで現在は多くの花画像やマーケット情報を見ることができます。しかしネット上に、これほど多くの花画像が掲載されているにも拘らず、本種の生息(標高)地についてはIOSPEを始め、今もって記載がなく今日の流通株の多くは実生株か分け株なのかも知れません。
当サイトでは生息域が不明な種は、まず中温室で栽培しており本種も例外ではありませんでした。しかし開花が見られなかっこともあり2020年までの間、低輝度のベンチの上で忘れ去られていました。2020年以降はバスケットに植えつけ高温室に移動、さらに昨年始めにはミズゴケとクリプトモスミックスでスリット入りプラスチック深鉢に替えて高輝度下に置き、ようやく開花に至りました。入荷から8年以上を経ての開花です。下画像は今月2日撮影の本種で、花サイズは6.7㎝です。現在ネット情報Coelogyne.comの5㎝やOrchid Botanicsの4㎝との記載と比較して大きな花となります。またOrchid Botanicsでは栽培温度は夜間温度14-19℃、昼間26-32℃(当サイトでの中温タイプ相当)とされていますが、当サイトでは高温室での開花です。
今回は初花のため花、花茎、葉等のサイズや類似種との比較画像を含めた本種ページをセロジネ・サムネールに新たに追加しました。画像下の青色種名のクリックからでも詳細画像が見られます。
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Photo in April 9 |
現在開花中のBulbophyllum callichroma, Bulbophyllum nitidumおよびBulbophyllum patens
現在(1日)開花中のバルボフィラム3種を撮影しました。Bulb. nitidumの花サイズはIOSPEによると11㎝程とされます。しかし画像中央の花は16㎝以上(開花初期の左右ラテラルセパルが水平状に開いた時のセパル間スパン)で、この花サイズは当サイト以外、ネット上には見られないことから変種あるいは亜種と思われます。詳細については2020年1月の歳月記に取り上げています。
画像右のBulb. patensは倒立花です。本種の一般フォームは黄色のベース色に赤い斑点模様が入ります。しかし画像の株は開花初期は濃赤色の斑点が見られるものの、数日でセパル・ペタルの表裏全面が赤色に染まります。
ところでBulb. nitidumですが、IOSPEによると本種の生息域は標高1,200m付近と記載され、温度マークは高温タイプとなっています。はて?ニューギニアでは1,200mが高温域なのかと疑問です。一方、OrchidRootsでは本種の生息域は標高450m-2,400mとの記載が見られます。当サイトでの栽培実態からは高温タイプ種との同居はできず中温室にて8年ほどになります。生息域がOrchidRoots情報のような広範囲であるとすると、入荷ロットによっては栽培環境が全く異なることになります。であれば購入される方は入手株の生息域(標高)をサプライヤーに確認する必要があります。800m以下であれば高温室でも問題ないと思いますが、1,000m以上の生息種では昨年の夏のような熱帯夜が続けば空調無くして夏は越えられません。
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